10月24日(日)に、北海道新聞社DO-BOXにて「第3回エゾシカフェスタ」が開催されました。
始めに、北海道エゾシカ倶楽部の棚川代表と、札幌消費者協会の桑原会長からの挨拶の後、北海道環境生活部エゾシカ対策課の永安様より、「ここまで来たエゾシカ被害!」と題し、エゾシカ被害の現状と被害とその対策の最新情報についての話があり、エゾシカの頭数・被害額はここ数年減少傾向にはあるが、依然として農業被害や自然の生態系のバランスや車両事故等を引き起こす深刻な問題には変わりなく、昨年施行された北海道エゾシカ対策条例に基づき多角的な対策を行っているなど、エゾシカ対策の最前線で活躍されている行政職員の生の声を聴くことができました。
次に函館アイヌ協会会長の加藤様より、「エゾシカとアイヌ文化」と題し、北海道の先住民であるアイヌが、古来よりエゾシカを食用と衣類などでエゾシカを生活の場面で大いに活用してしてきた経緯があるなど両者は深いかかわりがあり、今後このエゾシカを観光産業の観点から、アイヌ文化を表現したエゾシカの革製品が、かつて流行した熊の木彫りに替わる第2のブームになる可能性を秘めており、ご自身も函館でアイヌブランドの革製品やアイヌ文様の刺繍のバックの販売しているなど、普段聞くことができないような大変貴重なお話を聞くことができました。 (東野剛巳)
2015.10.24 「第3回 エゾシカフェスタ」 このメンバーで運営いたします。
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