当別町の(株)ジビエ工房に行ってきた!都合が合えば工場内見学OK.


4/4。鹿肉を食べるため、当別町の鹿肉販売店(株)ジビエ工房に行ってきました。この会社は、当別町の郊外に工場を持ち、鹿の捕獲、輸送、工場内での解体、精製、袋詰めなど全部の作業を一社のみで済ませていました。工場の広さは学校の1教室位あり、これにこの半分位の倉庫と3坪位の現地販売店がくっついていました。築年は、新しく清潔な感じでした。都合さえ合えば、解体などの作業中の工場内見学もさせてくれるとのことでした。


当別町 (株)ジビエ工房の写真
当別町 (株)ジビエ工房

町中の販売店は当別町の中心部にあり、10坪位の木造平屋建てで、テイクアウトのみの店でした。鹿肉を使ったランチ、ハムなどの加工品、缶詰などを売っていました。

昼時に行ったので、鹿肉の「ジンギスカン弁当」1個(焼いたたれ付き鹿肉とキャベツ、マヨネーズ、福神漬け付き。税抜き700円。)と、同じく「味噌漬け丼」1個(焼いた味噌漬け鹿肉と卵、玉ねぎを振りかけたもの。税抜き700円)を買って、直ぐ車の中で温かい内に食べました。


この店は、注文があってから焼き始めます。肉の感じとしては、味付けをしてあったので、臭みはなく、歯応えは柔らかい豚肉に比べればやや噛み応えがありました(噛む回数が多いといったところ。表現が難しい。)。ロースとんかつを食べ慣れてますので、どうしても、これに比較してしまいます。全般的に言えば、美味しく食べられました。5点満点で点数をつければ、スーパーで売っているロースとんかつを4点とすれば、3,5点と言ったところでしょうか。値段が共に1個税抜きで700円ですので、ランチ代としては、買いやすい値段だと思います。


駐車場は8台分あり、私の入店時、待っていたお客は一人。帰るときには、ご夫婦二人が来店、5,500円分を注文。このように、ランチ時は途切れることなくお客が来訪、店は利益を上げているようです。結論として、この店は「味と価格」で町民や観光客から十分な支持を受けているのではないでしょうか。 


問題は、鹿は道内で年間約15万頭捕獲されておりますが、この内、肉などに利用されるのは2割程度で、残り8割は捨てられているとのこと。やはり、流通過程の改善(食肉工場の増設など)が急務であると考えますが、このことについて、エゾシカ倶楽部として何が出来るかが大きな課題ですね。(問題が大き過ぎます。)鹿関係の現場に触れて、これを考えて行きたいですね。 (法元盛信)    

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