或る日のフェイスブック。道北に住む林ハンターとお仲間ハンターのチャットに目が留まる。見過ごしできない。
「昨年は笹の花が咲き、その後多くの笹が枯れたせいもあってか、冬期間のエゾシカの食料が極端に少なく、樹皮を剥ぎ喰う被害が多くなっているようだ。山中の沢筋には至る所でこんな光景が見られる」というもので写真が添えられている。同じく道北のハンター氏が直ちにリアクション。「ニレのように、トドマツも食べていますよ。木は種類を問わず食害にあっています。以前、林野の方と会議の席でお話したことがあるのですが、松類以外は価値が無いので食害にあっても問題なしという話でしたよ!松は食べないので雑木については問題視していないとか」
「林野価値が無くても、木は地滑り等の災害防止のために貴重なものでしょう。包括しての対応が出来ないものでしょうか」「この先、どうなることやら」…。(投稿者の許可を得て記載)
私たちは森林の恵みなしに生きてはいけない。シカの樹皮食いは森林にさまざまな影響を及ぼす。どんな影響を及ぼすのか。生成AI(Copilot)の回答と記述。簡潔である。(以下)
①樹木の生存と成長への影響:
シカが樹皮を食べることで、樹木は栄養を失い、生存と成長に悪影響を及ぼす。
特に若い樹木は、樹皮を食べられることで成長が阻害されることがある。
② 生態系への影響:
シカの樹皮食いは、森林の生態系にも影響を及ぼす。
樹木が減少することで、鳥や昆虫などの他の生物の生息地が減少する可能性がある。
③ 土壌侵食と裸地化:
シカの過度な採食圧により、ササなどの下層植生が退化し、土壌侵食や表層崩壊が進行することがある。
シカが好む植物が衰退し、耐性のある植物のみが繁茂することで、偏向遷移が起きる。
土壌侵食が進行することで、一部の斜面は裸地化し、砂漠化のリスクが高まる。
④ 森林管理への課題:
シカの樹皮食いは、森林管理者にとって課題である。
樹皮食害を防ぐための対策を講じる必要がある。
総じて、シカの樹皮食いは、森林の健全性に影響を及ぼす重要な要因であり、適切な管理が求められている。
⑤ 科学的な記録と研究:
シカの生態や餌付けの効果を専門機関に調査・研究させ、科学的な記録を取ることで、今後の森づくりに役立てることができる。これらの対策を組み合わせて、効果的にシカの樹皮食いを防止することが求められている。
樹皮を食われた樹木は枯死するのか?
必ずしも枯死するわけではないらしい。樹皮を食われた樹木は、その被害の程度によって生存するか枯死するかが異なるようだ。これもAIが情報を集めてきた。まとめてみると樹皮の損傷が軽い場合(25%未満)は、樹木は自己修復機構を活用して、傷口を閉じ、新しい樹皮を形成。樹皮の損傷が中程度の場合(25~50%)、樹木はある程度の損傷を受けるが、殆どの場合は生き残る。ただ、樹皮の損傷が深刻になると樹木は枯死する可能性が高まるということだ。樹木の種類や被害の程度によって結果は異なるものの樹木は自己防衛機構を持ち、外傷に対して驚くほど効果的に対応しているということが分かった。