エゾシカの「吹き矢」について、早速ご意見いただきました。


エゾシカ捕獲に関する「吹き矢」の件で、稚内市に問い合わせてみました。「捕獲後、どうするのか」と。答えは「原則、廃棄。薬が全身に回るので有効活用は不可」とのことでした。さて、この記事を読んでくださった方からメールをいただきました。以下です。

 

北海道エゾシカ倶楽部の皆さまへ。

ホームページをたまに閲覧させていただいております。

見るたびに、自然環境全体のことを考えて熱く語られているなあと感心しています。

さて、稚内市で吹き矢を使ってエゾシカの駆除をするという話がブログに出ていましたが、私の住んでいる市では吹き矢を5年以上前から導入しているらしいです。また、サスマタや折り畳み自転車も使用しているそうです。

 

住民から「鹿がいる」と通報があった場合、車で現地へ行き、(背広を着た)市役所の人が、折り畳み自転車に乗って片手にサスマタを持ち、口には吹き矢を咥えて追いかけるらしいです。想像しただけで可笑しな恰好です。

ただ、実際は可能な限り殺傷は避けたいので、現地へ行って見守るだけで移動するのを待ち、本当に危険な場合はハンターさんや警察等と連携するとか、、、、

 

ここで見えてくるのは、市民の安全を脅かす危険物を(可能な限り面倒なことはやらないで)除去する、という考え方です。でも、エゾシカ倶楽部さんのように本来はシカがどうして街に出没するのか原因を考え、対策を打つべきですよね。私の市でも生物多様性についての部署はありますが、エゾシカの被害と多様性について言及はしていないようです。 http://www.city.sapporo.jp/kankyo/biodiversity/

 

エゾシカ倶楽部さんのように様々な人たちとの連携を諮ることで、エゾシカの被害も減っていくのではないかと確信しております。

頑張ってください。