驚いた!スーパーモンスターウルフの威力
いやいや!人間の知恵は宇宙大。果てしなく広がるものだと知りました。今日の常識は明日は旧い。しかもその速度が早い。早いのです。例えば葬儀。ネットで注文するお坊さん便はもう当たり前。ゆうパックによる送骨サービス、これに驚いていたら、火葬場で収骨しないというゼロ葬もある。これに驚いていたら、車から降りずにそのまま葬儀に参加できるという「ドライブスルー葬」という新しい葬儀形式も出てまいりました。そして、混み合う火葬場で順番を待つ遺体と遺族のために「遺体ホテル」という名のホテルまで登場したというのです。
我らのシカ業界ではどうでしょうか。こちらも負けてはいません。「スーパーモンスターウルフ」なる新兵器「ロボットオオカミ」がお目見えしたのです。数日前、テレビのニュースで見たところ、野生動物が近づくと、目の部分のLEDライトが炎のように光り、首が動き、怖ろしい声を張り上げます。開いた口から鋭い牙がのぞきます。まるで、生きているようなオオカミの遠吠えにシカ達は、驚き慌て、猛スピードで山の中に逃げていきました。
内蔵スピーカーからの出力音は最大90デシベル。1キロ四方に響くそうです。夜間でも単独で作動すしますから、朝おきたら庭の野菜が全部食べられていたなどということはなくなるかもしれません。巧くいけば、罠を仕掛けたり、万里の頂上のように長い電気柵を張り巡らす必要もなくなるでしょう。
ところで、動物たちがこの威嚇音に慣れちゃったらどうするのという疑問ですが、大丈夫!現在、18種類の音声が用意されており、更に動物の嫌う人工音を組み合わせ、無限大に開発できるとのことでした。
このスグレモノは、北大と東京農大と北海道奈井江町の機械部品加工会社「太田精器」が7年かけて開発したということです。これを名案といわずして何と言えばいいのでしょう。これなら本物のオオカミは必要ないかも。
あー、何で私は今までこのことに気付かなかったのだろう。