突然メールを差し上げて申し訳ありません。
2016.11.16。TBSの「あさチャン」のシカ被害の放送を見て、私なりに思うところがあり、メールさせていただきました。
私は栃木県に在住していまして、職場も同県内那須地域の山あいにあります。
今回放送にあった町の人口の10倍近くのシカの数とまではいきませんが、私たちの周囲にも熊やサルが出没(一週間~長くても一ヶ月間隔)します。
鳥獣保護区域に指定されていないので、サルの駆除に関しては猟友会が実施し、一頭辺り(尻尾で確認するようです)県や町から賞金(?助成金)が出るという話を聞いたことがあります。
地域や対象動物が違うとしても、被害問題は同様ではないのではないかと思います。
一番有名なのが日光の土産物屋にサルが侵入し食べ物を捕っていく。観光客を威嚇する等々の被害があった話もありました。
環境省や関係各省は現地を調査し、現地の住人等の声を聞いて、対策や指定一部解除等の対策を真剣に取り組むべきではないかと痛感した次第です。
動物愛護とは聞こえがいいですが(一部では動物虐待とまで騒ぎ立てる輩もいますが)現実問題、建前や綺麗ごとでは決して済まされない問題だと思います。
現にサルは那須地域に1978年ごろから増え始めたと、町主催の研修会で聞いたことがあり、それまでは食用や薬用、祈祷用等の理由で狩猟されていましたが、現在では、これらのものが必要無くなったのと環境の変化が原因とも言われています。
先述したシカの増加も天敵のエゾ狼がいなくなったのと保護動物に指定されているので、駆除ができなかったというのも増加の原因ともありましたので、ここでも類似した問題があるのだなと再確認した次第です。
私個人としては、綺麗ごとではなく、そこに住んでいる人たちとそこに住んでいる動物・生き物達とちゃんと見つめあいながら暮らしていけるような環境が望ましいのではないかと思うのです。
その為には、似非動物愛護ではない真の動物愛護(時には厳しいもの→頭数調整)のための精神が普及していけばと切に願っています。
(栃木県那須塩原市 蜂巣史雄)
「TBS「あさチャン」11月16日放送の内容」
北海道・別海町走古丹(はしりこたん)では、住民176人に対し、エゾシカはその10倍の1600頭。
走古丹地区は、風が強く雪が積もりにくい。真冬でも樹木などエサが豊富。雪が苦手なエゾシカにとって好条件の越冬地。酪農が盛んな地域なので、牧草の被害が多く、被害額は、約3億1200万円(平成26年度)に上り、被害面積は約8,147ヘクタール(東京ドーム1733個分)に及ぶ。だが、走古丹地区は、鳥獣保護区に指定されていて、環境省の許可なく駆除できないことが難点。今後の対策としては、環境省の許可を得て来月から「わな」を設置する予定。
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