「エゾシカ捕獲、効率的に」2015.3.7(土)北海道新聞34面に躍った見出しだ。
陸上自衛隊と道、北海道猟友会白糠郡支部など6機関123人が参加。釧路管内白糠町の国有林などでエゾシカ捕獲事業が3月6日に始まったとの内容。群れの位置を陸自ヘリコプターから目視で確認、車上のハンターが撃つ「流し猟」を行った。約3時間後に獲物は24頭と快挙。捕獲されたシカの行く先は白糠町内の飲料製造工場。ここでエキスを抽出、栄養ドリンクに生まれ変わる。そして商材として中国へというのが式次第。
世界に広がる健康志向と日本食ブームにのって、日本の食材が一気に海外へ広まってもよさそうなものだが、日本食材(日本産野菜・果実)輸出はそう簡単には進まない。国により輸入障壁があったり、似たような食材は日本に限らずとも近辺で安く確保できることもその理由。特に中国は、リンゴ、ナシ以外は植物検疫規制があり、実質輸出できていないと聞く。畜牛だって日本から輸入はしない。だが、シカとなると話は別だ。中国人は部類のシカ好き。シカは薬膳食。生肉はダメでも加工品なら一発OK。こうして白糠町は日本と中国の間に立ちふさがる関所を突破した。次はアジアを目指せ!生肉輸出が不可能なら、北海道へ来て食べてちょうだい!北海道のエゾシカはそこらあたりのシカと違うよ。身体が大きい分、歩留まりが大きいからね。
「北海道へ行ってシカを食べよう。野生のシカを見ながら!」。
「新千歳飛行場でお土産を買おう。我が家のワンちゃんにエゾシカジャーキー!。滑走路に乱入する野生のシカを見ながら!」これが未来の合い言葉。言っておきますが、ワンちゃんはオオカミの子孫。だから、エゾシカジャーキーが大好きなの。
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