秋の狩猟期に間に合うよう、国がジビエ料理を安全に食べるための衛生指針を正式決定するそうです。そうなればジビエブームも到来まじか。
エゾシカなどの野生動物を身近な食材として利活用していくには安全・安心が重要な課題。まずは消費者としても野生動物の食肉普及に関わる法律を知っておきましょう。結構あるんですよ。これが・・・。
❶食品衛生法
食品の安全性確保のために公衆衛生の見地から必要な規制をし、その他の措置を講ずることにより、飲食に起因する衛生上の危害の発
生を防止する。
❷鳥獣保護法
野生鳥獣の狩猟や捕獲や有害鳥獣捕獲の手続き等を定めている。
➌動物愛護法
動物の虐待等の防止について定めた法律。野生鳥獣を捕獲したり殺したりする場合も同法の精神に基づき、できる限り苦痛の少ない方
法で行うことが求められている。
❹食品安全基本法
食品の安全性の確保に関し、基本理念を定め、並びに国、地方公共団体及び食品事業者の責務並びに消費者の役割を明らかにする。
➎JAS法
農林物資の品質に関する適正な表示を行わせることによって、一般消費者の選択に資する。
➏景品表示法
不当な表示や過大な景品類を規制することにより、消費者が自主的かつ合理的に商品・サービスを選択できる環境を守る。
➐廃棄物処理法
廃棄物の排出抑制と処理の適正化により、生活環境の保全と公衆衛生の向上を図ることを目的とする。動物の死体も廃棄物に該当す
るため、みだりに捨てたり野焼きすることは禁止されている。
❽鳥獣被害防止特措法
捕獲獣肉の本来の目的である鳥獣被害防止のための施策を総合的かつ効果的に推進し、農林水産業の発展及び農山漁村地域の振興の発
展に寄与することを目的とする。
公益社団法人 札幌消費者協会「北海道エゾシカ倶楽部」 代表 武田佳世子
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