6月定例会: 2015.6.13(土)
テーマ:ガンや認知症になりにくい体質を作る健康法
免疫力と自然治癒力を高め、維持するための健康療法とエゾシカ肉について
講師:(一財)生涯学習開発財団 NPO法人 日本成人病予防協会 健康管理士
(株)軽部環境蘇生研究所代表取締役
軽部 光(かるべ あきら)氏
*前職:㈱三井建設 開発企画部長
・健康とは。
・病気とは。特にガンと認知症。避けられないもの。死・病気・人間関係
・免疫力。病因と免疫力の闘い。
・病気は最大の浪費。知らなすぎる。
・自然治癒力とは。自己治癒力とは。免疫力とは。
・ガンと認知症。
・病気は自分が作るものだから自分で治す。
・最大の病因の1つは「化学合成物質」である。
・その化学物質は水道水の殺菌剤・塩素である。
・膨大に繁殖する「エゾシカ」の有効活用を考える。
・農業者や一般生活者の生活擁護。
・駆除法の研究。法律の改正。
・食用(料理法・保存法・蛋白として(アミノ酸のトリプトファン)・老人施設の認知症対策食料?
・革・薬用・肥料として利用。
・狩猟者の育成・狩猟法の研究(薬殺の研究)・自衛隊の利用。
・その他
(要旨)
哲学を持たなければならない。自分はどうやって生きるか。これが「健康」に繋がる。病気になるのは抑えられない。宇宙には神様のような大きな力・存在があると思う。神様がサポートしてくれるのだ。サポートしてくれるような生き方をしなければならない。理論的には、人間は120歳くらい迄生きられる。身体に悪いことさえしなければ。
老衰で亡くなるよりも、ガン、心臓病、脳卒中で亡くなる数が多いというのは、不自然な現象である。現代人は、近代科学という病気に冒されている。何でも証明…。
しかし、エドワード・A・タウブ博士は、「科学は自然の法則を説明するために、人間の頭が行う試みにすぎない」と述べている。真摯に受け止めたい言葉である。
人間は余りに賢くなりすぎた。本来の身体の生理機能にふさわしい生活や食べ物から、かけ離れたものを自分たちの食べ物とする基準を作り上げてしまった。美味しいものばかり食べようとする。美味しいものには毒があるのだ。食べ方には原則がある。食べ物を、何時・どんな組み合わせで食べればいいのかというところに着目すべきである。
認知症はガンより手ごわい。誰でも認知症になる可能性がある。認知症は脳障害の病気だ。今ある知識・情報をできるだけ集め、知識を深めること。脳の栄養、脳の訓練、睡眠休養(暗くして寝ること)が必要だ。高齢になると脳の萎縮が始まる。神経細胞の接合部のシナプスに充填されているべき「セロトニン」が加齢と共に体内生産ができなくなることで、減少する。セロトニンの体内生産は、脳障害を防ぐのに欠かせない。セロトニンを作るのは、タンパク質のアミノ酸、更に言えばアミノ酸からできるトリプトファンである。
エゾシカ肉は高タンパク(アミノ酸豊富)である。つまり、エゾシカ肉を食べることでセロトニンの体内生産が活性化するのではないかと期待する。もし、実証されれば、いまや害獣と思われつつあるエゾシカが脳障害に苦しむ人間様に多大な貢献をすることになるかもしれない。
シカ肉が認知症に効果ありとなれば、老人介護施設などで大いに活用されるだろう。加工方法、料理法、保存法を考えていく必要がある。中国では、シカは全身利用価値があるとされ、非常に価値ある動物とされている。美味しいとか美味しくないとかの次元ではなく、自分は栄養面からシカ肉を掘り下げ、研究したいと考えている。
エゾシカよ!輝け!
公益社団法人 札幌消費者協会「北海道エゾシカ倶楽部」 代表 武田佳世子
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