■西興部村の概要
・人口約1200人 面積30,812Ha(89%:森林・5%農地)
・基幹産業:酪農・林業
・針広混交林・牧草地・狭隘な地形→エゾシカの好猟場
・平成16年より村全体を猟区に設定→日本最大
・平成19年より酪農学園大学と地域総合交流協定
・村養鹿研究会(鹿研)の活動→平成2年から
・シカ牧場公園
・解体処理施設
・道内屈指のエゾシカ有効活用の村
・鹿肉料理はホテル森夢(りむ)の人気メニュー
( NPO法人 西興部村猟区管理協会事務局長 井呉田順平氏作成資料より)
村全域が道内唯一の「猟区」に指定され、今年で10年。NPO法人 西興部猟区管理協会のガイドで、村を訪れたハンターが捕獲するエゾシカは年間250頭。私たちが訪問した3月8日にも「この3日間で9頭が捕獲された」とのことだが、捕獲者は全て客人ハンターだ。高畑村長は、野生生物の管理に必要な専門知識と技術を備えた人材育成のため、ハンタースクール開設の必要性を考えているという。
「エゾシカ協会」の井田専務理事は、「ニシオコッペ」はいま、野生動物保護管理に関心ある全国の人びとの間で「聖地」のような存在(もう一つの北海道環境白書2)だと述べている。
*「猟区」
自由な狩猟は許されず、管理者がゲストハンターを完全にコントロールできる。上手に運営される猟区は、ゲストハンターに安全かつ効率的な狩猟体験を提供するとともに、最新の狩猟技術を伝える学校にもなりうる。(エゾシカ協会専務理事 井田宏之氏)
「もうひとつの北海道環境白書2」P.45 より。
■当倶楽部会員の声
高畑村長は、とても気の利く方なのですね。3月10日の道新2面にも掲載されていましたが、次々に先進的な政策を取り入れて人口減を食い止めた事、例えば介護施設やギターのボディの企業誘致など若者の雇用の確保を矢継ぎ早に取り入れた実績など、我々にすぐに鹿写真満載のCDを送ってくれたスピード感にもつながるものがあり、さすがだなと思いました。(東野)
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