◇◆◇高校でエゾシカ授業

(一社) 北海道消費者協会の学校訪問講座


 

2015年11月6日。(一社)北海道消費者協会が主催する学校訪問講座で、当倶楽部の棚川代表がエゾシカについての講演を行いました。学校訪問講座は高校生の消費者教育の一環として、同協会が2009年から行っていますが、エゾシカを題材としたのは、今回が初めて。

 

 

 

 

エゾシカをテーマに、目指すところは、持続可能な社会に向けて、私たちができること「Think Globally, Act Locally」を学び、実践することにつきます。世界や北海道の環境問題も、身近な生活な中で、一つ一つ行動を起こすことで変えていける。シカ肉やシカ製品を購入することは、北海道のグリーンコンシューマーとしての責任を果たすことにもなることを伝えました。 

 


 

 講義では、エゾシカによる環境への被害に始まり、マイナス資源をプラス資源へと転換させることが対策の一つになることを伝えました。そのための知恵として、食肉利用、皮利用、角等から工芸品が生み出されること等を紹介。







「食」については、ジャーキーやシカ肉缶詰を試食。革製品については市販されているバッグなどの展示を通し、実感してもらいました。美しいバッグや小物類、工芸品に生徒たちはびっくり。更に「この後、エゾシカのしゃぶしゃぶを食べてもらいます」との講師の言葉には、一斉に「ワーッ!」という歓声が上がりました。 


調理室では、すでにガス台に鍋がセットされ、アチコチで湯気が上がっています。さあ、肉を入れますよ。ポン酢で食べてね、そして勿論、「美味しい」「美味しい」の連発!地元の新聞記者さんも、その様子をパチリとカメラに収めます。


最後に、グループに分かれてエゾシカ問題の解決策を討議。「海外にシカ肉を輸出してはどうか」「私がハンターになる」などの元気な声もあがり、楽しさの中で授業は終わりました。 


この授業には、

一般社団法人「エゾシカ協会」様、「エゾプロダクトインク」様 のご支援とご協力を頂いております。ありがとうございました。

 

「思ったより臭みもなく、食べやすかった。」「環境のためにもシカ肉を食べるようにしたい」これが生徒さんたちの感想。

授業の目的は達成できたようです。